平成31年度福島県立高校入試Ⅱ期選抜試験 傾向と対策

会員生のための詳しい解説はこちらです。

また、新中3以下の会員のみなさんには、より具体的な詳細を授業で伝えていきます。


国語の傾向と対策


【傾向】

大問6題構成に変化はなかった。難易度は,大問五以外は本文の内容が読み取りやすかったはずだ。設問も,記号選択や書き抜き,記述式で迷うものが減り,解答しやすくなった。とはいえ,8割以上の得点を取るためには,本文を読む速さと正確さ,本文と設問を照合する速さと正確さが求められる。象徴的だったのは,例年通り大問四の物語文の本文量の多さと,大問六の作文の文章(情報)量の多さが挙げられる。

 

【対策】

現代文に頻出のテーマ(話題)の理解・蓄積を重ね,同時に語彙力を増やし,速さと正確さを鍛えたい。現代文以外の韻文・古文も早期に知識を増やす勉強を終え、入試問題レベルの文章で知識を正しく引き出す練習を多く重ねたい。


数学の傾向と対策


【傾向】

大問7題構成に変化はなかった。今年度の特徴は,単元も難易度も非常にバランスのとれた出題内容になっている。大問1から大問3の各問題ごとの難易度は易しくなったが,今年も,大問6⑵②,大問7⑵②を正解するためには,高度な計算力と論理的に解法を組み立てていく力が必要であった。

 

【対策】

新中3生以下の今後の学習法としては,大問3までの基本問題を抜けなく早期に仕上げ,大問4以降の演習量をどれだけ確保できるかがカギとなる。8割以上を目標とする受験生には,高度な計算力と方針の即決が求められるため,できるだけ早くからのたくさんのトレーニングが必要になる。


英語の傾向と対策


【傾向】

大問構成は昨年度までと変化はなかった。英作文は、3年生で学ぶ文法の修得を見られたが使用する単語は基礎的なものである点から,以前よりは易化している。長文問題では,大学入試変革に伴い,和訳の出題がなくなり英語で答えさせる形式がかたまったと伺える。その分,記号選択問題で読解力を問われており,大問4では資料の読み取り,大問5では表現力を見られた。

 

【対策】

「単語力」「文法力」を身につけた上で長文読解にかける時間を確保できるような力が求められる。また,リスニング問題は難化していくことが予想されるので,今まで以上に「reading」「writing」だけではなく,「listening」「speaking」を日頃からの学習に取り入れる必要性がある。語学の特性として,短期間での向上ではなく,反復による学習時間の量が差につながっていく。


理科の傾向と対策


【傾向】

大問9題構成に変化はなく,小問42題が出題された。各単元の基本事項の根本的な理解ができているかをみる問題が多かったが,今年の特徴としては,基本事項を使いこなす力と実験や観察の問題文を正確に読み,理解することができるかをみる問題が多く出題された。出題形式でみると,記号選択問題が20題,語句問題が10題,記述問題が3題,計算問題が5題,化学式(イオン式)・化学反応式が2題,作図1題,並び替え1題とバランスのよい構成になった。問題文を読み取る力,整理する力に不安があった受験生にとっては苦戦を強いられた良問が多かった。

 

【対策】

新中3生以下の今後の学習法としては,語句の暗記だけではなく,幅広い範囲での本質理解をしながらの学習の徹底と,根拠をもって解答をする練習を積み上げる学習をくり返し行っていくことが重要である。さらに,問題文を読み取る力をつけていく必要がある。


社会の傾向と対策


【傾向】

大問構成にはほとんど変化はなかったが,記述形式の出題が減少した。計算問題は引き続き出題されていることから,次年度も対策が求められると予想される。全体的に易化傾向になったため平均点は上がる。社会は,単純に知識を問う問題よりも,その知識を使い資料を読み取る問題や,因果関係を表現する力が求められる。

 

【対策】

「語句を覚える」→「語句のつながりを覚える」→「つながりを説明できる」この流れを地理・歴史・公民それぞれに取り組むことが必要である。特に3年生の歴史範囲をいつまでに仕上げられるかが鍵となる。